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一ノ蔵とはarrow

社会貢献活動

【1】環境保全型農業の推進及び環境保全米の積極的採用

環境保全型農業の推進及び環境保全米の積極的採用 環境保全型農業の推進及び環境保全米の積極的採用

一ノ蔵の農業部門「一ノ蔵農社」と、一ノ蔵へ酒米を供給している「松山町酒米研究会」は、環境保全型農業を推進しております。
この二つの組織は、平成19年に宮城県より「エコファーマー」に認定され、NPO法人環境保全米ネットワーク認定「環境保全米Bタイプ」の米を作り、それを一ノ蔵へ酒米として供給しております。
環境保全米とは、環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料を極力減らし、生産者と消費者の健康を守り、安心して食べていただけるよう大切に育てた米のことで、栽培期間中の農薬使用回数などの制限が厳しく定められています。(下表参照)

環境保全型農業の推進及び環境保全米の積極的採用 環境保全型農業の推進及び環境保全米の積極的採用

一ノ蔵では有機栽培米や環境保全型農法のお米を使用した商品づくりを積極的に行い、環境保全型農業を応援して参ります。
一ノ蔵型六次産業の取り組みはこちら

【2】R瓶(リターナブル瓶・リユース瓶)の積極的採用

R瓶(リターナブル瓶・リユース瓶)の積極的採用 R瓶(リターナブル瓶・リユース瓶)の積極的採用

現在の酒瓶は、見た目の綺麗さ・外見の個性化を重視して、ワンウェイ瓶(一回使用間で耐えられる瓶)またはオリジナル瓶(通常の酒瓶とは異なる形状をした瓶)を使用する傾向にあります。弊社では、環境への配慮を最重視して、洗浄して何度も繰り返し使用できるR瓶へ切り替えました。
この2つの瓶の大きな違いは、エネルギー消費量です。ワンウェイ瓶と比べて「R瓶」は1回瓶を製造後、複数回洗浄して使用することから、CO2排出量の削減に効果が期待できます。

 R瓶は何度も使用するため、商品が流通している間に瓶表面に「擦れ傷」ができます。しかし、瓶の擦れ傷は「R瓶の勲章」。店頭でそんな瓶を見かけたら、地球にやさしい瓶と思ってください。

【3】ラベル貼りのりにでんぷんのりを使用

弊社ではラベルを貼るのりにも、環境へ配慮しております。
弊社では化学合成のりではなく、でんぷんのりを使用しております。
化学合成のりは瓶とラベルの接着力が高く綺麗に貼れる特長がある反面、接着力が高いため、瓶とラベルの剥離がしにくい問題があります。その為、ラベルが剥離できない瓶は再使用が出来ず、ガラス屑となり埋め立て処分されます。
そこで弊社では接着力は低いものの洗瓶作業により、容易にラベルが剥がれ、瓶の再使用に適したでんぷんのりを使用しております。

【4】全社員がマイ箸を実践中

全社員がマイ箸を実践中
全社員がマイ箸を実践中

弊社は、平成17年から、社内行事では割り箸を使わないで、自分の箸を使う運動(マイ箸運動)を行っています。そこからさらに進化して平成19年度行動目標「マイ箸の実践で学んだ環境問題への取り組みを広げよう」を掲げ、現在では、スーツのポケットにマイ箸を忍ばせ外食の際にも、マイ箸を持参する運動を実践して、社外の方にも広まるように努めております。

【5】環境に配慮したイベント

環境に配慮したイベント 環境に配慮したイベント

毎年4月の第3土曜日に「蔵開放」を行っております。このイベントには一日に2000~3000人のお客様が来場される弊社で一番大きなイベントです。各種お酒の振る舞いはもちろんのこと、出店で飲食提供を行っているため、どうしても出てしまう使い捨て容器等の膨大なゴミが問題となっておりました。
そこで、使い捨てを止めるべく平成15年より再使用できるお椀、お皿、箸を購入し、それを使用して頂くよう出店業者にお願いしております。お椀は約870個、お皿は約3000個、箸は約2500膳用意しており、蔵開放以外のイベントにも使用しております。

環境に配慮したイベント

また、来場者全員に「お猪口」を配布し、「マイ猪口」としてお酒を楽しんで頂くように致しました。お猪口の持ち運びに便利なように首からぶら下げられる袋も一緒につけています。この袋はアマニ・ヤ・アフリカ様より購入しており、同時にフェアトレードの支援も行っております。この活動は2000個程のお猪口を購入するため、当日に出る膨大なゴミの削減にも繋がっております。また、お客様自身もエコバックを持参され買い物をされるなど、環境に配慮したイベントとして成果を上げています。

環境に配慮したイベント

【6】社会貢献推進クラブ発足

平成15年に社内の有志による「社会貢献推進クラブ」を立上げました。行っている活動内容としまして、2006年から開始した「ウエスの回収」。社員が不用になった衣類を回収し、町内にある福祉施設「さんさん館」へ寄贈しております。次に使用済み食用油の回収。自宅で出る廃油を対象に集め、仙台市の授産施設に寄贈し、バイオディーゼル燃料としてリサイクルされます。
2004年から開始した使用済み切手、カード類の回収、2007年に行った中古ランドセルの回収、等ささいなことではありますが、一ノ蔵では今できることを考え、それを社内へ反映させ全社員が積極的にエコ活動に取り組んでおります。
皆様も、できることから、ちょっとずつ始めてみましょう。

【7】農業から酒造りを考える

地域を元気に 地域を元気に

平成5年の大冷害を経験した一ノ蔵は、そうしたなかでも平年並みの収穫量を上げていたのが
有機栽培に取り組む農家であることを知り、またこうした農法が人や環境に優しいだけでなく、
冷害対策にもなることを学びました。
翌年から勉強会を始め、平成7年に松山町酒米研究会を発足。地元の農家とともに環境保全型農業の取り組みを本格化します。
平成16年には自社の農業部門「一ノ蔵農社」を立ち上げ、自らも米作りに参入。酒造りに必要な良質な米の栽培ノウハウを蓄え、農家と共有することで、生産される原料米の品質向上と持続可能な農業への取り組みを推進しております。
現在、一ノ蔵で利用する原料米の9割以上が宮城県産米です。そのなかで有機栽培や環境保全型農法のお米を積極的に使用しております。

【8】~集まれ!ミクロの探検隊~いちのくら微生物林間学校

いちのくら微生物林間学校 いちのくら微生物林間学校

毎年7月、酒造りが終わった夏の本社蔵で、小学5,6年生を対象にしたサイエンスイベントを実施しています。このイベントは、「理科離れを少しでも減らし、微生物の正しい知識や可能性を知ってもらいたい」、そして「子どもたちが微生物に触れることで自然科学に少しでも興味を持ってもらい、将来に役立ててもらいたい」という創業者の想いに起因します。1994年から始まり、2023年には28回を迎え、卒業生は累計で800名を越えます。 微生物を利用したものづくりの現場である本社蔵を会場に、カリキュラムには酵母やコウジカビなどの醸造発酵に関する微生物の実験、微生物の基本的な性質を学べる内容としております。私たちは、子どもたちが自然科学との触れ合いをつうじて、自ら疑問も持ち、考え、気づくことのできる機会の提供を目指しております。子どもたちの夏休みの自由研究としても活用いただいております。

いちのくら微生物林間学校 いちのくら微生物林間学校