本当に鑑定されるのはあなた自身です
清酒には、平成4年に級別制度が廃止されるまで「特級または一級に該当するかどうかは、酒類審議会の審査により国税庁が認定する」という格付けがなされていました。それは、酒類審議会の専門家が官能によって判断するというもので、曖昧で矛盾にあふれた制度により級別を分け、特級ほど高い税金を課すシステムでした。一ノ蔵は、昭和52年、国の鑑査に申請せず、品質の優良な本醸造清酒を、敢えて税金の安い点をアピールした二級酒として売り出しました。「本当に鑑定されるのはお客様自身です」とラベルに明示して問題提起をしたのです。